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美術館の問題点

2015年05月27日

SLならではの美術館を作るにあたって、絵を全て原寸大で飾ろうと思いました

テレビや本でしか見た事が無い絵画や彫刻の実物を見た時に
思ったイメージよりも現物があまりに小さくて、または大きくて驚いた経験はありませんか?
インワールドで全ての絵を原寸大で飾れば、そういったバーチャル体験も楽しめるかもしれない
そう考えました

しかしそれは以外と高い壁である事に気付きました><



↓このアングルでは、普通に見慣れた当たり前のSLの壁の高さであり天井の高さですが
美術館の問題点

壁に近づくと、現実ではありえないほど、どこかの荘厳な建築物かと思うくらい壁が高い
美術館の問題点



美術館の展示テーマは、アール・ヌーヴォーの寵児「アルフォンス・ミュシャ」ですが
その出世作、サラ・ベルナールの「ジスモンダ」は
高さが2.1メートルもある大型ポスターなのに、
それを原寸で飾ると・・・右端の小さ過ぎるポスターが原寸大
美術館の問題点
その隣に壁とバランス良く納まっているのがサイズを2倍に拡大した4.2メートルのポスター
左の説明パネルとの対比から考えても、やはりこのくらいの大きさがないと納まりが悪いです;;

なので
基本的に絵のサイズは実寸の2倍で飾る事にしました
それでも全ての作品の比率を揃える事によって
いくらかはサイズのリアリティを体感出来るかと思われます



ところがどっこい?
ミュシャの晩年の大作に「スラブ叙事詩」全20作品がありますが

これは最大で横幅8.1メートル、高さ6.1メートルの巨大カンバスに描かれたテンペラ画で
これを2倍に拡大すると大き過ぎてただの壁画になってしまうし、
限られたスペースにはまるで納まりません
(美術館の敷地は約2500sqmです)

それで原寸大で並べてみたところ、いくらかましに見えたけど
どうにもミニチュア感が漂って、あまり迫力が出ませんでした

それはRLとSLのスケールのギャップの問題です

インワールドの世界は、おそらくアバターのサイズが全ての基準になっている気がします
壁の高さや部屋の広さを実寸で建築すると、狭くて息苦しさを感じます
それもそのはずで、SLのアバターの平均身長は、
おそらく2メートル前後になるのではないでしょうか?

小さいと思った女の子が170センチ以上あったり、ちなみに自分の身長は2.4メートルあります
そこで、イメージでいろいろ計算して割り出したのが「1:1.35」という比率
つまり、実寸を135%拡大すればアバターにあった違和感の無い大きさになると考えました


下のSS、スラブ叙事詩第一作目「元の母国のスラヴ人/Slavs in their Original Homeland」も
8.1×6.1メートルを10.935×8.235メートルに拡大して飾ってみると
実際にRLの美術館で本物を見ている見学者の写真とサイズのイメージが合致しました
美術館の問題点



美術館は、コーラとバイクのレトロ看板を配布している建物の隣に建設中です
現地で直接作業をしているので、時々誰かやって来て見ていってくれるのは嬉しいし
興味の有る方の冷やかし見物は大歓迎です
が、
展示絵画の配布は全て完成してから始める予定なので、よろしくお願いします

Posted by Izu Whitefalcon at 22:22│Comments(0)Svan 美術館

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